マラソンのレースに向けては、5つのステップに分けて考えています。
それは、レースまで4カ月かけて、基礎作りからレースまでの流れを計画して、徐々に本番に向けた身体づくりをしています。
これは仕事も同じで、いきなり成果を求めてもうまくいかないので(うまくできる方もいるかもしれませんが・・)、少しずつステップアップさせていっています。
1.成果に至るまでの5つのステップ ― マラソンと仕事の共通点
私はマラソンのトレーニングにおいて、以下の5つのステップを大切にしています。
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基礎作り期:ゆっくりでも長く走ることで体の土台をつくる時期
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導入期:徐々に走行距離を増やし、量をこなしていく
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鍛錬期:スピードや質を意識し、レースに向けた練習へ
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実践期:レースペースを想定したトレーニングを実施
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調整期:本番に向けて身体と心を整える
この流れは、仕事でも全く同じです。
私は経理業務だけでなく、マラソン指導、地域活性化イベント、YouTube、セミナー講師と、さまざまな活動をしてきました。そのどれもが、「基礎作り」から始まり、「導入期」を経て、「鍛錬期」「実践期」へとつながり、ようやく成果(マネタイズ)にたどり着いています。
いきなり完成されたサービスを提供できる人もいますが、私はしっかりと土台を作ってからでないと成果を出しにくいタイプ。だからこそ、あえて時間をかけて準備を整えるようにしています。
2.YouTubeも、起業も、すべては「積み上げ」から始まった
私がYouTubeを始めたのは2021年9月4日。当初は動画を作っても非公開のまま、誰にも見てもらえない日々が続きました。
しかし、基礎期として撮影・編集の技術を身につけ、導入期として動画投稿を続けていくうちに、次第に見られるようになってきました。
現在、チャンネル登録者数は2,922人、中には再生回数7万回超えの動画も出てきています。ここまで来るのに4年かかりました。
また、私が独立したときも、いきなり起業したわけではありません。副業を2年、その後の準備期間2年。計4年かけて起業に至りました。時間はかかりましたが、だからこそ長く続けられ、今も成長を感じながら取り組めています。
3.今は鍛錬期」だと理解することが継続の力になる
「結果が出ないから辞めようかな…」と思ったとき、私はこう考えるようにしています。
これは今、鍛錬期なんだ。
地味だけど、ここを越えたら成果につながる。
基礎期や導入期は、見た目の成果は出ません。しかし、確実に「力」は蓄積されています。焦って結果ばかりを求めると、土台がないために一度の挫折で崩れてしまうことも。
だからこそ、「基礎作り → 導入 → 鍛錬 → 実践 → 調整 → 成果」というプロセスを意識することで、自分の進み具合を把握し、今どの段階かを冷静に受け止めることができます。
これから何かを始めたいと思っている方は、ぜひ短期的な結果ではなく長期的な成長の視点で物事をとらえてみてください。
「今は力をためている時期なんだ」と認識することで、継続の力はきっと強くなっていきます。