カスタマイズでサービス提供できるのもひとり起業の強み

先日、息子と任天堂ミュージアムでマリオカーをしたときに「この車はタイヤとかボディのカスタマイズができないの?」と聞かれました。

私が小さい頃のゲームと言えば、「ファミコン、スーパーファミコン」で、カスタマイズはできませんでした。

今は、タイヤやボディなど、カスタマイズできるので、自分が欲しいものを作ることができます。

このカスタマイズは、仕事でも活かしていいて、お客さまごとに見せる数字や表を変えています。

効率化だけを考えると、定型化したほうがいいかもしれませんが、あえてそうはしていません。

 

 

1. 定型化=効率的か?

たとえば、テンプレートを使った資料づくりや、ルーティン化されたサービスメニュー。

これらは、効率よく仕事を進めるには欠かせません。

誰がやっても同じクオリティで、ミスも減るし、時間も短縮できる。

組織として動くなら、こういった“仕組み”は強い味方です。

実際、お客様にとっても「わかりやすい」「早い」「安い」とメリットが多いんですよね。

でも、それだけじゃ足りない場面もあります。

 

2. 一人仕事だからこそできる“寄り添い方”

一人で仕事をしていると、
お客様の背景や悩みを細かくヒアリングしたうえで、柔軟に対応できるのが大きな強みです。

とくに印象に残っているのが、
ひとり社長のお客様に「会社と個人をまとめたお金のライフプラン」をご提案したときのこと。

その方は、
・毎月いくら会社に残しておけば安心か?
・自分の給料(役員報酬)はいくらがベストなのか?
・プライベートの支出はどれくらい見込むべきか?
といったことが、頭の中でごちゃごちゃになっていました。

そこで私は、会社の数字と個人のお金をセットで整理して、
「この売上があれば、これだけ給料を取って、将来の備えもできる」と見える形にしてご提案しました。

すると、「ずっとモヤモヤしていたことが、すっきり見えました!」と
とても喜んでいただけたんです。

こういうことって、マニュアル化されたサービスではなかなかできませんよね。

ひとり仕事だからこそ、お客様の“人生ごと”に寄り添った提案ができるんだと実感しました。

 

3. 定型とカスタマイズ、うまく使い分けるには?

とはいえ、すべてを一からやっていたら、時間がいくらあっても足りません。

そこで私は、ベースになる「定型パターン」を用意しておくようにしています。

たとえば:

  • blogの構成はテンプレ化して、内容だけを変える

  • よくあるケースや質問は事例集としてストックしておく

  • 自分の中に“王道パターン”を持ちつつ、必要に応じてアレンジする

提供するサービスや内容ごとに、定型とカスタマイズを分けるこうとで、効率化になります。

「効率」と「丁寧さ」のちょうどいいバランス、これが私のやり方です。

 

まとめ:一人でやるからこそ、できることがある

一人で仕事をしていると、時には不安もあります。

でも、一人だからこそ、お客様一人ひとりに深く関わることができるし、
その人にとって本当に必要なものを、一緒に考えていくことができます。

「定型」と「カスタマイズ」、その両方を使い分けながら、自分らしい働き方で、誰かの力になれるのは、ひとり仕事ならではの魅力だと感じています。

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