独立するか迷ったときに考えたい3つの視点

私は38歳で独立を決意し、自分の人生を自分の手でデザインする道を選びました。ですが、独立を決めるまでには、たくさん悩みました。

今回は、私が独立前に「やってよかった」と思う3つの視点をご紹介します。独立に迷っている方が、後悔のない選択をするためのヒントになれば幸いです。

 

 

1. 「後悔」から未来を考える

独立するかどうかを迷ったとき、私が一番最初に考えたのは「独立しなかったら、どんな後悔をするだろう?」という問いでした。

今の仕事を続けていたら得られただろう「安定」や「収入」ももちろんあります。でも、それと引き換えに失ってしまう「時間」「自由」「自分やりたい生き方」リスクを考えて独立を決めました。

独立しないことで後悔する未来が想像できるなら、いま動くべきタイミングかもしれません。

 

2. 独立前にぶつかった「3つの不安」

私が独立を決意する前に抱えていた不安は、大きく分けて次の3つです。
(1)収入は安定するのか?
(2)時間を確保できるのか?
(3)今の仕事がなくならないか?

 

(1)収入は安定するのか?

正直に言うと、独立したては収入は安定しません。ただ、今の時代だと会社員でも安定はしないでしょう。

いつ給与が下がるか、リストラにあうか分かりませんし、会社自体がなくなってしまう可能性もあります。

そういった意味では、会社員も同じ不安定な生き方とも言えます。

独立後は、収入に上下動があるものの、逆に言えば「上限がない」ということでもあります。

たとえば月に100万円の売上を作っても、翌月ゼロになる可能性もある。でも、逆に200万、300万と売り上げが伸びる可能性もあるのが独立です。

自分のサービスやメニューを変えることで、売上の道は自分で広げられます。

「自分で時間やお金をコントロールしたい」なら、独立はおススメです。

(2)時間を確保できるのか?

独立すると、働く時間も場所も自分次第。朝9時出社のルールもなければ、上司に許可を取る必要もありません。

1時間で100万円を売り上げるメニューを作ることもできる。働いた時間ではなく「価値」に対して報酬がつく働き方にシフトできます。

時間=成果ではない、という働き方は独立ならではの魅力です。

 

(3)今の仕事がなくならないか?

「独立して今の仕事が続かなかったらどうしよう?」と思っていました。

でもよく考えてみたら、それは会社員でも同じです。

技術革新、AI、自動化の波の中で、5年後も同じ仕事がある保証はどこにもありません。

むしろ、変化に応じて仕事を創っていけるのが独立の強みです。

私は経理からスタートし、会計のコンサルタントに。そしてマラソンイベントや街おこし事業へ収入をの柱を増やしていき、今は不動産業に着手しています。

同じことを続けるのではなく、変化を楽しみながら、自分のキャリアを育てていくのが独立です。

 

3. 独立後、最初の3ヶ月でやったこと

独立して最初の3ヶ月は、とにかくいろいろな仕事に取り組みました。最初にやったのは“お金を借りる”ということです。

独立すると、お金を先に使って、あとから回収するという流れが基本です。

会社員のように「先に給料をもらって使う」という仕組みとは真逆。
この違いに慣れていないと、必要な行動がとれず、結果として失敗しやすくなります。

私は不安を減らすため、生活費の1年分を準備し、事業資金として借入もしました。

こうすることで、気持ちにも余裕が生まれ、挑戦できる幅が広がります。
“お金を借りる練習”という意識で、必要な準備をしておくことはとても大切だと感じました。

 

まとめ:行動しなければ何も始まらない

独立するか迷ったときは、「やった後悔」と「やらなかった後悔」を天秤にかけてみてください。

– 収入は安定しないけれど、自分でコントロールできる自由がある
– 時間は自分でデザインできる。人生の質が高まる
– 今の仕事は誰にとっても“なくなるリスク”がある

この3つの視点で考えてみると、自分が本当に望む働き方が見えてきます。
そして、あなたの中に少しでも「独立してみたい」という気持ちがあるのなら、その気持ちを大切にしてください。

やらなかった後悔の方が、ずっと大きく心に残るかもしれません。

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