目標を立てても、いつの間にか忘れてしまった経験はありませんか?
「今年こそは理想に近づこう」と決意したのに、忙しい日々の中で気づけば後回しになっていた。
そんなふうに理想を思い描いても続かないのは、あなただけではありません。
実は、人は忘れる生き物だからこそ、毎日思い出す工夫が必要なのです。
人はすぐに忘れる生き物
どれだけ強く理想を思い描いても、人間は時間とともに忘れていきます。
記憶に関する研究では、20分で42%、60分後には56%を忘れると言われています。
1日経てばさらに記憶は薄れてしまい、理想も目標も簡単に頭の片隅へ追いやられてしまうのです。
だからこそ、最初に「人は忘れるものだ」と理解しておくことが、理想を実現する第一歩。
日常をトレーニングの場に変える
理想に近づくには、特別な時間だけでなく「日常生活そのもの」をトレーニングの場にすることが効果的。
例えば、私はランニングフォームを改善したいとき、走っているときだけでなく歩くときや立っているとき、階段を上るときにも姿勢を意識して動いています。
こうすることで理想のフォームを長時間意識することができ、身体に記憶されていきます。(練習だけでは1日2時間ほどですが、日常であれば16時間意識できます)
仕事でも、毎日「やらないことリスト」を見直し、これまで失敗したことを繰り返さない工夫をしています。
勉強でも、一日10分だけテキストを読むなど、日常に学びを取り入れるだけで大きな差が生まれます。
理想を叶えるためには、日常の小さな行動の積み重ねが何よりの近道なってきます。
毎日思い出す仕組みを作る
そうは言っても、日常の中で理想を忘れず、行動を続けるのは簡単ではありません。
そのために、私は「毎日思い出す仕組み」を作っています。
理想や目標を毎日つけている家計簿のExcelに入力して毎日見る、階段を見たらトレーニングと思って上る、電車の中では立って姿勢を正す。
毎日の行動の中に「このときはこれをする」と決めたり、毎日に見る場所(もの)に理想を書いて置くことで、自然に思い出す仕組みを作っています。
他の方法なら、付箋に書いて机に貼る、スマホの待ち受けにする、手帳に書き込むのも、習慣化にはおススメなので試してみましょう。
いきなりすべてのことを取り組むのではなく、まずは小さなこと、すぐにできることから始めてみましょう。