経理

ひとり起業の経理は仕事もプライベートもExcelひとつで管理

高校生のときに、お金の管理として始めた経理も24年目。

最初は、練習日誌のスキマに書くことから始めて、これまで家計簿ノートやA4ノート、手帳など様々なものを使って経理をしてきました。

今は、仕事の経理とプライベートの経理をひとつのExcelで管理しています。

お金の管理

独立してひとりで仕事をしていくと、経理(お金の管理)も自分でしなくてはいけなくなります。

会社員をしているときは、給料の計算や経費精算、決算までは会社がしてくれるので、経理を担当してきた方以外は、考えることも少なかったのではないでしょうか。

ただ、独立してひとりで仕事をしていくなら、仕事のお金はもちろん、プライベートのお金も管理していくことが欠かせません。

これをしないと確定申告はもちろん、事業の方向性もブレます。

できるだけたくさん稼ぐ。
経費はとにかく抑える。
という方法では、ゴールがないマラソンを走るようなもので、仕事のペース配分も分からなくなってしまいます。

独立して仕事をしていくなら、仕事のお金、プライベートのお金を自分で経理できるようにしておきましょう。

お金の管理をどのようにするか

独立した方に受ける質問のひとつに、仕事のお金とプライベートのお金の管理をどうしていけばいいか?というものがあります。

仕事とプライベートのお金を分ける方法としては、
・財布を分ける
・銀行口座を分ける
・領収書やレシートを分ける
があります。

ただ、財布や口座を2つ持つのは手間が増えますし、仕事のものとプライベートのものを一緒に買うこともあるでしょう。

お金を仕事用とプライベートで完全に分けることは、できなくもありませんが、実際に取り組んでいくにはかなりの労力がかかるため、私はこの方法を選んでいません。

私の場合は、財布を分けずにExcelを使って記録で分けています。

Excelで管理

私がお金の記録をしているExcelの全体像は、
・経費の入力
・事業とプライベートをカテゴリで区別
・ピボット集計を使って集計
です。

経費を入力

・日付
・曜日
・金額
・内容
を入力して集計の基本となる経理をしています。

事業とプライベートをカテゴリで区別

事業とプライベートのお金を分けるために上記の表のExcel、『K列』にカテゴリ列を作り、仕事の経費なら『事業』を入力しておき、集計のためのデータを作成しています。

※ここでは、仕事の経費=『事業』と入力。

ピボット集計を使って集計

1と2のデータを作成することで、ピボットテーブルを使って集計ができます。

ピボットテーブルは、
・素早く集計ができること
・データの再集計が素早くできる
・表の並び替えも簡単にできる
ため、集計作業には便利な方法です。

これまでピボットを使ったことのない方は、私の使っているExcelがダウンロードできますので使ってもらえたら。

ダウンロードはこちら

まとめ

お金の管理をしていくときは、ひとつのExcelにまとめておき、必要に応じて使う数字を抜き出すほうが手間はかかりません。

これが、2つのExcelに分かれていると、合計を出すときに苦労します。

お金の管理をできるだけ手間なく始めたいのであれば、まずはひとつのExcelにまとめて記録する方法で始めてみましょう。

Excelの強みは、自分仕様にカスタマイズできること。

市販の家計簿やアプリだと、仕事と家計簿を分けるのも手間がかかりますが、officeの入ったパソコンであれば無料で使えます。

設定も自由に変えることができるので、ぜひ試して頂ければ。

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araihirofumi
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経理のフリーランスとして仕事をしている「超経理 新井」です。 資金繰りを通して、お金の診断を行い、手元に残るお金を増やすサポートさせて頂いています。 今のお客さまの中には、1年で売上が6倍、手元に残るお金が10倍になったお客さまもいます。 「攻めたい社長」に並走できる、経営の分かる経理マン。会社の財務基盤を強くする専門家。 ✓毎月のお金の心配から解放されたい…! ✓経理業務の煩わしさを何とかしたい…! ✓社長が本来すべき、未来をつくる仕事に専念したい…! そんなあなたに、客観的に数字に向き合い、タイムリーな財務情報の提供を通じて、テンポの良い意思決定と強い経営基盤づくりをサポートしています。 地味で面倒に思われがちな経理業務ですが、数字が見えているからこそ積極的に経営に係われるはず…!そんな思いを込めて「超経理」と名付けました。