1. やる気が出ないのは“当たり前”と知る
「やらなきゃいけない」と思っていても、どうしても動けない日ってあります。
掃除、片付け、運動……どれも「今日はやめておこうかな」と思ってしまう。
これは人間としてごく自然な反応です。
実際、私もランニング歴27年の中で、「今日は走りたくないな」と感じた日は何度もありました。
ですが、実際に走ってみて後悔したことは一度もありません。むしろ、走らなかった日の方が後悔しています。
人間は、行動する前が一番つらいのです。でも、その“つらさ”を超える時間は、たった5分であることが多いのです。
2. 習慣化の鍵は「5分だけやってみる」こと
私にはもうひとつ、長年続けている習慣があります。それが「お金の記録」です。
これは27年間、毎日続けています。でも、実は最初からラクにできていたわけではありません。
この習慣が続いている理由は、「1日5分で終わらせる仕組み」を作ったからです。
最初は5分でもつらい。でも、「5分だけ」と決めてやってみると、数字が自然と頭に入ってきて、次第に楽しくなってくる。そして何より、「5分で終わる」とわかっているから、ゴールが明確で取り掛かりやすいのです。
これはランニングにも通じます。走りたくない日でも、「とりあえず5分走る」と決めて外に出る。
5分走ることで身体が温まり、あとはラクに、気持ちよく続けられます。
3. 続けるには“考えなくても動ける仕組み”を作る
何かを続けたいとき、「やる気」や「気分」に頼るのはあまり効果的ではありません。
大事なのは、“仕組みで動ける状態”を整えておくことです。
たとえば、ランニングであれば、前日の夜にウェアやドリンクを用意しておく。朝起きたら、何も考えずそのまま着替えて外に出る。これで行動のハードルはぐっと下がります。
お金の記録も同じです。毎日同じ時間に、同じ場所で、同じ流れで記録する。それだけで「習慣のスイッチ」が入りやすくなります。
そして最初は5分だけ。「やりたくない」と思う日こそ、5分だけやってみる。
その小さな一歩が、気づけば大きな継続につながっていきます。
まとめ
「やる気がない日」こそ、「5分だけやってみる」。
それが、私の27年間の習慣のベースになっています。
やる前はつらくても、やってしまえば楽になる。その“楽になるスイッチ”を押すのが、最初の5分です。
まずは、あなたも今日、「5分だけ」から始めてみませんか?