言葉は伝わるのではなく、伝えるもの

言葉にしたのに伝わっていない。

このような経験をしたことは誰しもあるのではないでしょうか。

・部下に指示をいったけど、動いてもらえない。

・動いてくれたけど、思ったことが伝わっていない。

・クライアントに伝えたが、相手に理解されていなかった。

実際に伝わっていなかったことが分かるのは、問題が表面化されてからが多く、時には手遅れになることもあります。

これが起きる原因は、言葉にすれば伝わるという思いから来ているのではないでしょうか。

人は自分のことすら覚えていない

人間は忘れる生き物です。

他人のことはおろか、自分のことも忘れてしまう。

昨日、自分を振り返ってみると分かります。

どんな行動をしたか、何を話したか、どう考え、何を感じたのか。

それを全て覚えている人はいないでしょう。

その瞬間・瞬間に湧いては消える考えや、感情があり、これら全てを記憶することは不可能ではないでしょうか。

自分のことさえ、そんな状況ですから他人の言ったこと、したことを覚えていられるわけがありません。

言葉にしたから、一度言ったから伝わっていると考えず、相手に伝わっているか相手に確認して、大切なことなら何度も伝えていくことが欠かせません。

1度言ったからと言って、安心せず、言い続けていくことが、伝わる第一歩。

人は自分の言ったことは覚えていないと考え、伝えていきましょう。

伝わるために必要なこと

人に何か伝えるときに私が気をつけているのは次のようなこがあります。

1.繰り返し伝える

当たり前かもしれませんが、これがいちばん番重要だと考えています。

いちどで全てが伝わることはなく、相手の考えや感情、体調の変化によっても伝わり方は変わるので同じ内容であっても繰り返し伝えるようにしています。

(毎日だと嫌がられるので注意は必要ですが。。)

2.伝え方を変えてみる

伝える方法はひとつではなく、言葉にする、紙に書く、電話するなど、その方法はひとつではありません。

書くといっても、その方法も色々あります。

  • 文章で書く
  • 箇条書きで書く
  • 図で書く
  • 絵で書く

話すにしても

  • 結論から話す
  • 最初から話す
  • 全体像から話す
  • 前提から話す

やり方はひとつではありません。

使うツールも今はたくさんあります。

書くなら、lineやmail、紙があり、話すならSkypeや電話、やり方ととともに何を使うかもたくさんの方法があるので、色々試して、相手にあった方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

3.タイミングを逃さない

タイミングも重要な要素です。

相手が聞きやすい状況にあるか、聞ける時間帯にあるか判断が必要なときや、時期としてのタイミングもあります。

タイミングを逃さないようにするには、伝える内容を準備しておくことが必要になります。

タイミングは常に流れており、自分のタイミングだけではなく、相手のタイミングを考えなくてはいけません。

そのためには、いざというときに考えるのではなく、行動のみできるように事前準備、タイミングがきたときに覚えておくことが必要になることもあります。

特に、決まった時期や時間帯があるなら、自分の予定として入れておくことも必要となります。話すタイミングを把握して、自分の予定にも組み込んでおきましょう。

まとめ

 相手に何か伝えるときに重要なことは、相手に伝わること。

人は、相手の言ったことはもちろん、自分のことも覚えていないもの。

1.繰り返し伝える

2.伝え方を変えてみる

3.タイミングを逃さない

相手に「いつも言っていますね」と言われるくらいまで継続してみましょう。

【編集後記】

新規立ち上げが続いており、少し時間がタイトになっています。

計画通り8月中には終了して、9月からは落ち着きが戻せそうです。

新規立ち上げというのは、大変な部分もありますが、やりがいと楽しみがあるので、非常に充実感があります。

【昨日の息子】

昨日は、夕食の配達に自宅へ来てくれました。

ベットで飛び跳ねるのはいいのですが、はだしで外を歩いた後はやめてほしいです。

【1日1新】

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