仕事や生活に慣れていくと、いつの間にか「当たり前」が増えていきます。
昔はもっと小さなことで喜べていたのに、気づけば、次々と「もっと上」を求めてしまう。
そんなとき、私は一度立ち止まって、初心を思い出しています。
その時にするのは、初心に帰るための3つのこと。
1. あえてブレーキをかける
仕事や家事など、人は追われていると、つい終わらせることに気が向いてしまい、本来の目的を忘れてしまいます。
これはある意味、集中しているとも言えますが、長く続けることはできません。
だからこそ、私はそうなる前に「立ち止まる時間」をつくっています。
スケジュールを詰め込まずにひと息つき、「今、本当にやりたいことは何だろう」「最初に目指した気持ちはどこにあるんだろう」と振り返る。
ブレーキをかけることで、視界が開け、頭もクリアになる瞬間があります。
2. 制限してみる
働き始めると、収入に応じて支出も増え、固定費が年々上がっていくと言われます。
私自身も例外ではなく、余裕ができると「もう少し広い部屋に住んでもいいかな」と思うこともあります。
でも、ふと思い出すことがあります。
昔、家賃5.5万円で5畳の部屋に住んでいた頃のことです。
2階建ての古いアパートで、すぐ近くを電車が走っていて、夜は揺れる音でなかなか眠れませんでした。
お風呂とトイレが同じスペースにあって、狭いし不便でしたが、その分、限られた環境を工夫しながら生活する楽しさがありました。
もちろん、今同じ生活に戻る必要はありません。
でも、むやみに広く豪華にすることが本当に必要なのか。
快適さのために増えるものが、自分にとって大事なものなのか。
そう考えるために、あえて「制限」をしてみることがあります。
3. 今より少し追い込む
私は、初心を思い出すために「今より少し自分を追い込む時間」を定期的に作っています。
例えば、お金なら「お金を使わない日」を設けたり、普段より支出を抑える月を作る。
食事なら、あえて質素なメニューにする。
便利さや豊かさを手放してみることで、「これがあるだけで十分ありがたい」と自然に感じられるようになります。
追い込むといっても無理をするわけではなく、少しだけ負荷をかける。
その小さな不便さが、日常をリセットするきっかけになっています。
まとめ
便利さや快適さを追い求めるのは悪いことではありません。
でも、どこかでいちど、原点に立ち返る時間を持つことで、本当に自分が大事にしたかった気持ちを思い出すきっかけになります。
だからこそ、
・あえてブレーキをかける。
・あえて制限をする。
・今より少し追い込んでみる。
こうした習慣を持つことで、私にとって「初心に帰る時間」を作っています。