【経理担当者向け】経理業の改善｜経営者に寄り添う超経理あらい

　経理業を日々改善していますが、すぐに大きな改善ができるわけでもありません。小さなことから、少しずつ積み重ねています。
　

　小さな改善を繰り返すことで、効果は大きくなっていきますので、まずは始めてみること。私は経理13年やっていますが、今でも日々改善を続けていて、効果が出たもの、出なかったもの、両方があります。

　改善効果が出るか出ないかは最終的な結果は、コントロールできないこともあると割り切っていて、絶対にとか、確実に大きく改善できる方法というのは少ないと感じています。

経理業の改善ポイント３つ

１．小さくてＯＫ
　改善するときに、いきなり大きな効果は期待せず、小さくてもいいので、気になったことから始めてみましょう。

私が経理業で初めて改善に取り組んだときの結果は、月間2,000円。
月商20億円の会社だったので、金額だけを見ると微々たるものでしたが、これがきっかけで他の改善もすることができました。

今でも、毎回大きな改善ができるわけではありません。
10回改善に取り組んで成果が出せたと感じるのは1、2個。

ほとんどは改善に取り組んでも、効果がなかったり、うまく行かなかったりします。だからこそ、まずは回数を増やすように意識してみましょう。

２．まずはひとつに絞る
　たくさんのことを改善すると、どれも中途半端になってしまします。
最初は、ひとつの項目（科目や内容）に絞ってみましょう。私が最初に取り組んだのは、郵便物の郵送費用で、社内間のみに絞りました。更に、効果が出るとわかっていたものを選んでいます。

　郵便物の郵送で、社内間に絞った改善のため、量も金額も小さく、1回の郵送で250円の経費削減、月間10回ほどの頻度のものだったので、2,000円ほどでした。
　
　それでも、始めての改善だったので、改善できたという実績を自分の中に作れます。
あれもこれもと考えると途方もなく、終わることができないので、ひとつの項目で特定の郵送に絞り、まずは削減した。という結果を目指したので、うまくいったと思っています。
　
　経理を始めて半年ほどでしたが、この経験がのちのち生きてきています。まずは挑戦したということだけでも十分意味があります。

３．毎日見る
　効果を測る方法として、毎日発生することなら毎日見ることがおススメです。毎日見ても変化がないこともありますが、見る習慣をつけて、意識する行動を促すなら毎日がいちばん強く、時間を空けてしまうと忘れることがあるので、発生する度にみる習慣をしていきましょう。
　毎日発生することなら毎日がおススメです。

改善で最初にすること２つ

１．できそうなことから始める
　初めての改善のポイントは、できそうなことから始めるです。予想もできない、まったく想像できないようなことをいきなり始めても、何から手をつければいいか分からなくなります。
　初めのうちは、できそうだけどちょっと。くらいのレベルから始めると取り組みやすいです。特に改善の経験が少ないうちは改善の進め方、取り組み方をトレーニングする気持ちで、小さく始めてみるのがおススメです。
　小さく始めて慣れてきてから、少しずつ大きなことに取り組んでいきましょう。
　
２．挑戦して結果を俯瞰する
　結果はあくまで、結果。取り組んだことすべてに大きな改善が出ればいいですが、そう簡単でもありません。取り組んだことと結果は完全にイコールになるわけではないので、結果は俯瞰してみています。
　これは大きな改善ができたときも同じで、今回うまく行ったから、次回もうまく行くとは限りません。結果に対しては、俯瞰してみるようにすることで、結果が出たときも、出なかったときも、次につながる行動につなげられるのでおススメです。