数字を味方にする!1日5分の経理で事業を強くする方法

 

お金の記録を始めて27年。高校1年生からお金の記録(経理)をしています。

このお金の記録は、お金を手元に残すために重要タスクのひとつ。

これにより、お金の不安が消えて、やりたいことにお金を使えるようになりました。

 

 

年に一度の決算では遅すぎる理由

決算は法律上、年に一度は必ず行わなければなりません。ただし、年に一回だけの決算では、どうしても数字の把握が遅れてしまいます。

たとえば12月決算の場合、本来なら1月1日から新しい期が始まるのに、決算書の完成が1月10日や2月にずれ込むことも珍しくありません。

そうなると、すでに新しい期が始まって1か月以上経過しており、正しい数字をもとにした改善が遅れてしまいます。

この「遅れ」は経営判断や資金計画に大きな影響を及ぼします。だからこそ、年に一度だけまとめて経理をするのではなく、日々数字を確認することが重要です。

 

毎日の数字チェックで迅速な改善を

私は毎月の月次決算を行うだけでなく、毎日経理をして数字をチェックしています。

日々の確認で、

  • いつ、いくら使ったのか

  • あとどれくらい使って大丈夫なのか(予算残高)
    をリアルタイムで把握できます。

こうすることで、改善を年間365回繰り返すことができます。一度にまとめてやろうとすると莫大な時間がかかりますが、毎日少しずつ進めれば負担は最小限になります。

毎日数字に触れることで、数字への意識も高まるのでおススメです。

 

忙しい経営者でも続けやすい、1日5分の習慣

「毎日経理」と聞くとハードルが高く感じるかもしれません。
ですが、私自身が実践している方法はとてもシンプルです。

私がExcelで入力しているのは、

  • 日付

  • 金額

  • 科目(何に使ったか)

  • 内容

この4項目だけです。

1日あたり数件程度の入力ですので、たくさんのお金を動かす日でなければ5分もかかりません。

むしろ、お金を使わない日なら30秒で終わることもあります。

「1日5分でできるなら、試しにやってみよう」という気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。

「毎日お金を記録する」ことから始めると、数字への意識が大きく変わります。

バランスよくお金を使うために

もう一つ大切なのは、「お金をセーブしすぎないこと」です。

お金を使わなければ事業は成り立ちません。
だからこそ、節約だけに偏るのではなく、必要な支出や投資をきちんと行うバランスが重要です。

私自身、事業のお金とプライベートのお金を両方Excelで管理しています。

朝起きたらすぐに数字を確認する習慣を続けることで、使いすぎも使わなさすぎも防げるようになりました。

毎日5分の経理習慣は、事業を安定させる一歩になります。

経理は年に一度の決算だけではなく、毎日の積み重ねが大切です。

「毎日数字を記録する」という小さな習慣が、大きな安心と成長につながります。

今日から5分だけ、数字に向き合う時間をつくってみましょう。

 

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