好きなことだけで稼げるのか? その前に考えるべきこと

私が起業を目指していたとき、好きなことを仕事にしようとして、「イベントの司会」をする仕事で独立を目指していました。

ただ、経験も実績もない状態で、仕事になるはずもなく、スタートからつまずいていたのです。

その中で、好きではなく反対の「嫌いなこと」を知ってから、具体的な行動ができるようになっていきました。

1. 「好きなこと」だけでは、売上にはつながらない理由

「好きなことで月収○○万円」「好きなことで年商○○万円」といった言葉はとても魅力的に聞こえます。

しかし、現実的にはそれだけで売上が上がることはありません。

本質は「量と質」の関係にあります。

たくさん行動をしていく中で、「好きなことを増やす」よりも、「嫌いなこと、やりたくないことを明確にしていく」ことが重要です。

好きなことは、気持ちが乗っている時には無限に思いつきます。

しかし、それが継続的な売上に直結するかというと別問題です。

だからこそ、まずは「やりたくないこと」を知り、それを避けていくことが、ビジネスを長く続ける上で非常に重要になります。

 

2. 「嫌いなこと」を知ることで、自分の軸ができる

起業して売上をつくる過程では、自分の価値観と合わないことにも直面します。

私自身の経験から言えば、次のような価値観を持つ方とは一緒に仕事をしないと決めています。

– 売上さえあれば偉いという考えの人
– お金を払っているから何でも言うことを聞け、という態度の人
– お金を稼ぐことが全てだという信念を持つ人

こういった方と関わることは、自分にとって「嫌なこと」であり、明確に線引きしています。

自分の軸ができると、誰と仕事をするか、どの仕事を受けるかの判断がしやすくなります。

無理に拡大しようとすることや、自分に合わない働き方を避けることができるようになります。

 

3. 好きなことを仕事にする前に、「やりたくないことリスト」を作ろう

最終的に、好きなことを仕事にしていくためには、「やりたくないこと」を明確にしておくことが近道です。

 

以下のように自問自答してみてください。

– どんな仕事は絶対にやりたくないか?
– どんな人とは一緒に働きたくないか?
– どんな働き方は自分に向いていないか?

このように「やらないこと」「関わらないこと」をはっきりさせると、自然と「やりたいこと」「向いていること」「稼げる形」が見えてきます。

まずは「好きなこと」より「嫌いなこと」を明確にするところから。そこが、好きなことで売上を立てるための第一歩になるのです。

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