就職活動をするときは、どの企業がいいか非常に迷うものです。
選択肢が多い時代だからこそ、「何を優先するか?」を決めることが欠かせません。
就職先を選ぶときに、まずは「何を一番大事にしたいか」を決めよう
就職先を考えるとき、まず大切なのは「自分がその会社に何を求めるか」を明確にすることです。
会社にはいろいろな種類があります。
たとえば…
・大企業:福利厚生が充実していて、休みも取りやすい。仕事の進め方も整っていて安心感がある。
・中小企業やベンチャー企業:環境は厳しいけれど、仕事の幅が広く、成長のチャンスが多い。
一見どちらも魅力的ですが、どちらを選ぶかは自分の価値観や目指す生き方次第です。
たとえば、以下のような視点から考えてみてください。
〇早くお金を稼ぎたいのか?
〇自分の時間を大切にしたいのか?
〇スキルをとにかく磨きたいのか?
全部大事にしたいと思うかもしれませんが、まずは1つに絞って決めるのが成功のカギです。
私が22歳だったら、“厳しい環境”にあえて飛び込む
もし私がもう一度22歳で就職活動をするなら、迷わず中小企業やベンチャーのような「厳しい環境」を選びます。(そして20代で独立するでしょうね)
理由はシンプルです。
若い時期だからこそ、多少の無理もききますし、圧倒的にスキルや経験を伸ばせる環境に飛び込むべきだからです。
・体力がある
・責任が少ない(家族やローンなどを背負っていない)
・若さで吸収力もある
この時期を逃すと、30代・40代でそのツケが回ってくる可能性があります。
私は若いころ、朝5時に家を出て、夜11時や0時に帰る生活を何年も続けました。
その分、スキルと経験を早く積み上げられたことで、後の人生の選択肢が増えました。
だからこそ、最初の5年間で「人生で使うであろう力の80%」を出し切るつもりで働くくらいの覚悟が、将来の自由や安定につながるのです。
転職が当たり前の時代でも、「最初の職場の経験」がその後を左右する
今は転職が当たり前の時代になっています。
でも、忘れてはいけないのが、「最初の職場で何を学んだか」がその後の転職やキャリアに大きく影響するということです。
スキルも経験もない状態で転職するのは難しく、選べる仕事も限られてしまいます。
だからこそ、若いうちは一点集中でスキルを磨く。できるだけ実務をこなして、実力を身につける。
これが、後で“選べる人材”になるための最短ルートです。
趣味や遊びも大切ですが、生活の基盤がない状態でバランスを取るのは難しいものです。
まずは「生きていく力」「自立する力」をつける。
その後に、人生をどう楽しむかを考えれば十分間に合います。