最初にできる一歩:「緊急連絡先」の登録
エンディングノートを始める際、「どこから手をつけていいか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
相続や資産、健康、家族・友人、葬儀のことなど…まとめるべき情報は多岐にわたります。
しかし、まず今すぐできる一歩があります。それが、スマートフォンに「緊急連絡先」を登録することです。
これはエンディングノートの“準備編”として、また、日常生活でのリスクヘッジとしても大変有効です。
なぜ緊急連絡先が重要なのか?
スマートフォンの「緊急連絡先」は、画面ロックがかかっていても、誰でも確認・発信できる機能です。
万が一事故や急病などで、自分で連絡できないときに備えることができます。
私自身は、以下のような方を登録しています
・家族
・緊急時に動ける友人・知人
・ビジネスパートナー(取引先や関係者)
特に私のように一人社長として活動している場合、自分が動けなくなることで業務が完全に止まり、取引先に迷惑をかけてしまう可能性があります。これは信用や損失にも直結します。
だからこそ、信頼するビジネスパートナーにも確実に連絡が届くよう、緊急連絡先として登録することを強くおすすめします。
スマートフォンでの設定方法(概要)
端末によって方法は異なりますが、どちらも数分で設定可能です。
【iPhoneの場合】
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「ヘルスケア」アプリ →「メディカルID」→「編集」→「緊急連絡先を追加」
【Androidの場合】
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「設定」→「セキュリティ」→「ロック画面」→「緊急情報」→「連絡先を追加」
複数登録が可能なので、家族・友人・ビジネス関係者をバランスよく選びましょう。
あわせて登録しておきたい健康情報
さらに重要なのが、「健康情報」の登録です。
iPhoneや一部Android端末では、以下のような情報も登録できます:
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血液型
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持病(例:糖尿病、心疾患など)
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常用薬やアレルギー(例:薬剤アレルギー、食物アレルギー)
この情報は、救急搬送時の医療判断に大きく役立つものであり、登録しておくことで命を守る可能性が高まります。
まとめ
エンディングノートは、ただ「終わりの準備」ではなく、“今を安心して生きるため”の準備でもあります。
スマートフォンへの緊急連絡先登録は、最初の一歩として、簡単で非常に実用的な備えになります。
とくに個人事業主、一人社長、単身者など、日々の活動を一人で支えている方にとっては、信用を守るリスクヘッジにもなります。
まだ設定していない方は、ぜひ今日から始めてみてください。