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税理士試験やめる選択したことで何が変わるか

【昨日の運動】

腹筋20×3

懸垂3×3

【体重6kg減への道:▲1.3kg】

 

 

・税理士試験をやめた2017年

 

!税理士!

 

税理士試験が終わってもうすぐ1カ月がたとうとしています。いつもならこの時期に来年に向けて何を受験しようか決めて、専門学校へ申し込みに行く時期です。

私は2011年から税理士試験の勉強を始めて、最終的には1つも合格せずに、2017年4月に受験勉強をやめました。今後も受験予定はありません。

 

受験歴は下記の通り

2012年8月(H24年)29歳 簿記論
2013年8月(H25年)30歳 簿記論
2014年8月(H26年)31歳 財務諸表論
2015年8月(H27年)32歳 法人税
2016年8月(H28年)33歳 法人税

 

税理士試験に限らず資格試験は合格が全てです。

 

税理士試験には判定があり、結果通知書に【合格】又は、A~Dの判定が書かれてきます。

Aランクごは合格に少し足りないという意味を示しているようですが、資格試験は【合格】か【不合格】のみで判断すべきであり、判定は関係ありません。

 

私が昨年受験した法人税は「Aランク」でした。しかし、翌年受けたら合格できるかというとそんなことはなく、次に受けたらもっと悪くなることもあります。

判定はあくまで受験した年の問題で評価されており、毎年出題内容や傾向が変わる試験では参考になりません。

 

実際に私は、昨年「Aランク」でしたが、勉強をするモチベーションがなくなったことと、別のことに時間を使いたい気持ちが大きくなり、試験をやめました。

 

税理士試験は5科目合格しないと意味がなく、ひとつをかろうじて合格しても、生かすことはできません。

 

・税理士試験を受ける効果はあったのか

 

さきほども言った通り、試験は【合格】か【不合格】のみで判定すべきですが、税理士試験は全て無駄に終わったかというとそうではなく、勉強した効果もあります。

 

効果①:仕事に活かせる

仕事で経理をしていると『法人税』の勉強は役に立ちます。税務申告書の作り方、法人税の計算方法の基礎を学ぶことで、実務に活かせます。

 

ルーティンで使うことは多くありませんが、今年は初めての外国税額控除、減価償却費の償却方法の変更、所得拡大税制など、イレギュラーなものが会社で発生したため役に立ちました。

 

効果②:時間の使い方

 

試験勉強を続けていると時間管理が強制的に磨かれます。法人税法の試験の合格目安時間は1,600時間~1,800時間。

 

とある専門学校では600時間と書かれていることもありますが、法人税を初めて受験するする方がこの時間で受かることはありません。

 

1,800時間を9月~8月までの1年間でするなら、1日約5時間。平日も土日もお正月も関係ありません。勉強だけ毎日毎日やってようやく合格目安の勉強に達します。

 

そのため、仕事では残業をしないように工夫することはもちろん、土日も時間を作り、通勤時間、昼休みにも時間を作る必要があります。

 

スキマ時間を見つけては勉強、仕事中もこっそり勉強です。これをやっていくことで、時間をどう使うかかなり磨かれます。

業務の効率化、時間管理ができるようになったのも、税理士試験の勉強のおかげであり、時間の大切さも学ぶことができました。

 

これから税理士試験に挑戦するなら、まずは時間の見直しを始めてみましょう。

 

・今思うこと

 

税理士試験勉強をやめて5カ月。当時は今までの勉強が無駄になってしまうとばかり考えていましたが、やめたことによる効果もあります。

 

勉強をしていた時の時間管理や業務効率化を継続することで、自由な時間が増え、自分のしたいことに時間を使うことができています。

 

人生の時間を考えるきっかけになった税理士試験、合格はしませんでしたが、受験をしたその効果は大きいです。

 

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araihirofumi
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経理のフリーランスとして仕事をしている「超経理 新井」です。 資金繰りを通して、お金の診断を行い、手元に残るお金を増やすサポートさせて頂いています。 今のお客さまの中には、1年で売上が6倍、手元に残るお金が10倍になったお客さまもいます。 「攻めたい社長」に並走できる、経営の分かる経理マン。会社の財務基盤を強くする専門家。 ✓毎月のお金の心配から解放されたい…! ✓経理業務の煩わしさを何とかしたい…! ✓社長が本来すべき、未来をつくる仕事に専念したい…! そんなあなたに、客観的に数字に向き合い、タイムリーな財務情報の提供を通じて、テンポの良い意思決定と強い経営基盤づくりをサポートしています。 地味で面倒に思われがちな経理業務ですが、数字が見えているからこそ積極的に経営に係われるはず…!そんな思いを込めて「超経理」と名付けました。